ピーク190A、連続160A
PWM信号入力、アナログ入力、RCアンプ互換
シリアル通信による多彩な速度制御が可能なモータードライバー
Cytron社の製品。DC8V~28V 電流160AまでのDCブラシモーターの制御が行えるモータードライバーです。PWM信号入力、アナログ電圧入力、RCアンプ互換(サーボ制御信号)PWM信号、シリアル通信(UART)という多彩な方法で速度制御・回転制御を行うことだできます。
PIC、AVR、Arduino、Raspberry Pi等でのモーター制御に便利です。
この商品は、受注後、取り寄せますので、納期が2週間ほどかかります。
160AまでのDCブラシモーターの制御が可能
DC8V~28V 電流160AのDCブラシモーター1個の制御が行えます。
1分以内なら190Aまで可能
起動時など、1分以内であれば190A、2分以内であれば175A、流すこともできます。
PWM信号、アナログ電圧(0~5V)、RCアンプ制御PWM信号(サーボ制御と同じ)、2種類のTTLレベルのUARTシリアル通信というように多彩な多彩な速度制御信号に対応しています。
PWMによる速度制御
PWM信号を入力することにより、モーターの速度制御および回転方向制御を行うことができます。16kHzまでのPWMに対応しています。
固定型アンチフェーズPWM、サインマグニチュードPWMの両方に対応しています。
固定型アンチフェーズPWMとは、デューティー比50%のPWMでモーター停止、50%未満でモーター正転、50%超でモーターが逆転する制御方式です。
サインマグニチュードPWMとは、PWMの信号と別に回転方向信号を入力することにより、正転・逆転を制御します。
内部でコンデンサーによりPWMをアナログ電圧に変換しています。よって、サインマグニチュードPWMでモーターを停止させたい場合は、完全に0Vにしてください。Lレベルのしきい値0.5Vでは低速でモーターが回転します。TTL IC出力など、0Vにならない場合は、CMOS ICを間に入れて、ほぼ0Vになるようにしてください。
アナログ電圧入力による速度制御
直流0~5V入力による速度制御も可能です。
2.5Vで停止、2.5V未満で正転、2.5V超で逆転させる方式と、0~5V入力と別に回転方向信号を入力する方式の2つに対応しています。
また、5V出力の端子も備えていますので、別電源を使わず、可変抵抗(ボリューム)を接続して使うこともできます。
RCアンプ互換制御
RC(ラジコン)カーのモーター制御に使われるアンプと同じ制御信号で使うこともできます。RCのアンプは、サーボと同じPWM信号で制御されますが、それと同じ信号で本器を制御することができます。
スキッドステア(差動操舵)に対応
RC受信機からの前進・後退制御アンプ(またはサーボ)出力、および、左右ステアリング制御サーボ出力の2点の信号を本品・2台に入力させると、モーター2個をスキッドステア(差動操舵)制御させることができます。セグウェイ、戦車のような操舵ができます。
シンプルシリアルモード
2枚までの本品の制御ができます。
3.3Vまたは5Vレベルのシリアル通信(UART)とボードを選択する信号2本を使います。指令対象の信号をHにしてから、UARTでコマンドを送ります。本品からの読出しはできません。
パケット化シリアルモード
16枚までの本品の制御ができます。
信号線は、3.3Vまたは5Vレベルのシリアル通信(UART)のみです。ボード上のディップスイッチでアドレスを設定し、コマンド送信時にアドレスを指定します。
本品からの読出しはできません。
LiPoバッテリー低電圧警報
過放電に弱いLiPoバッテリーの低電圧警報機能も備えており、過放電を防ぐことができます。
過電流保護
過電流時には、自動的に電流を制限します。
過温度保護
ボードの温度が高くなりすぎると、自動的に電流を制限します。
ロジック用電源不要
基板内部で使用するロジック制御の電源は、モーター用の電源を降圧して使いますので、別途用意する必要はありません。
マニュアル(英語)
日本語マニュアルは用意しておりません。
仕様
モーター電源電圧 DC8~28V
モーター最大電流 160A(連続)、175A(2分以下)、瞬間ピーク(1分)190A
ロジック用電源 モーター用より供給
ロジック電圧 5Vまたは3.3V
スイッチング素子 MOS FET
信号入力 端子台
ノイズ防止のため、モーターの+、-に0.01μFのコンデンサーを接続してください。
安全のため、ブレーカー、ヒューズ等を介して、本品に電源を接続してください。