Numato Labの製品。モータードライバーIC、L298を使用し、2個のDCブラシモーターの正転・逆転制御を行うことができます。PWM信号入力を行うことにより、速度制御もできます。
PIC、AVR、Arduinoなどのマイクロコントローラーでのモーター制御に便利です。
2022年7月18日 昨今の円安に伴い、仕入れ価格が大幅に上がりました。それに伴い、心苦しいところではありますが、販売価格を値上げいたしました。
2個のDCブラシモーターを制御
電源電圧6.2~46V、最大電流2AまでのDCブラシモーターを2個まで制御することができます。模型によく使われる、FA-130、RE-140、RE-260、RE-280などのモーターは、適正電圧が3Vなので使用することはできません。
モータードライバーIC L298を使用
DCブラシモーター制御によく使われるL298を使用しています。
Hブリッジで制御
Hブリッジ制御により、2個のモーターの正転・逆転、ブレーキ、フリーの制御を行うことができます。
放熱器付きで2Aまで使用可能
放熱器(ヒートシンク)が付いているため、2Aまでの電流で使用することができます。
PWM信号による速度制御も可能
Enable端子にPWM信号を入力することにより、速度制御を行うこともできます。
ただし、保護ダイオードのスイッチング時間の関係上、あまり周波数の高いPWMでは使用できません。
仕様
モーター電圧(電源電圧) 6.2~44V
モーター最大電流 2A
ロジック制御電源(5V)は、モーター用電源をボード上のレギュレーターIC、LM317で降圧します。LM317の入出力差が1.2V以上のため、モーターの電圧の下限が6.2Vに制限されます。また、LM317の入出力電圧差が最大40Vのため、電源電圧の上限が44Vに制限されます。
L298データシート
入力ロジックレベル TTLレベル
L 0~1.5V
H 2.3~5V
入力端子 端子台
+VDC 電源+
-VDC 電源-
入力端子 ピンヘッダー
G ロジックグランド(制御入力のGND)
E モーター2のEnable
I3 モーター2 制御2
I4 モーター2 制御1
I2 モーター1 制御2
I1 モーター1 制御1
E モーター1のEnable
G ロジックグランド(制御入力のGND)
出力端子 端子台
M4 モーター2出力
M3 モーター2出力
M2 モーター1出力
M1 モーター1出力
制御
E=H、I1=H、I2=Lでモーター1が正転
E=H、I1=L、I2=Hでモーター1が逆転
E=H、I1=L、I2=Lでモーター1がブレーキ停止(モーターの入力を短絡した状態)
E=H、I1=H、I2=Hでモーター1がブレーキ停止(モーターの入力を短絡した状態)
E=L モーター1がフリー停止
E端子にPWM信号を加えると、速度制御を行うことができます。
接続例