PWM信号入力、アナログ入力、RCアンプ互換
シリアル通信による多彩な速度制御が可能
2個のモーターでスキッドステアが可能 モータードライバー
Cytron社の製品。DC7V~35V 電流10A(1秒以内なら30A、10A以下なら連続使用可)までのDCブラシモーター2個の制御が行えるモータードライバーです。PWM信号入力、アナログ電圧入力、RCアンプ互換(サーボ制御信号)PWM信号、シリアル通信(UART)という多彩な方法で速度制御・回転制御を行うことができます。
2個のモーターは、スキッドステアとして連動させることができ、車輪駆動に最適です。
PIC、AVR、Arduino、Raspberry Pi等でのモーター制御に便利です。
10AまでのDCブラシモーター2個の制御が可能
DC7V~35V 電流10A(数秒以内なら30A、10A以下なら連続使用可)のDCブラシモーター2個の制御が行えます。
モーター2個の制御 スキッドステア(差動操舵)も可能
2個のモーターは、単独制御、連動制御ができます。特に2個のモーターにそれぞれ車輪をつけると、スキッドステア(差動操舵)ができ、セグウェイ、戦車のような操舵ができます。
相撲ロボット等の車輪駆動に便利です。
PWM信号、アナログ電圧(0~5V)、RCアンプ制御PWM信号(サーボ制御と同じ)、2種類のTTLレベルのUARTシリアル通信というように多彩な多彩な速度制御信号に対応しています。
PWMによる速度制御
PWM信号を入力することにより、モーターの速度制御および回転方向制御を行うことができます。16kHzまでのPWMに対応しています。
固定型アンチフェーズPWM、サインマグニチュードPWMの両方に対応しています。
固定型アンチフェーズPWMとは、デューティー比50%のPWMでモーター停止、50%未満でモーター正転、50%超でモーターが逆転する制御方式です。
サインマグニチュードPWMとは、PWMの信号と別に回転方向信号を入力することにより、正転・逆転を制御します。
内部でコンデンサーによりPWMをアナログ電圧に変換しています。よって、サインマグニチュードPWMでモーターを停止させたい場合は、完全に0Vにしてください。Lレベルのしきい値0.5Vでは低速でモーターが回転します。TTL IC出力など、0Vにならない場合は、CMOS ICを間に入れて、ほぼ0Vになるようにしてください。
アナログ電圧入力による速度制御
直流0~5V入力による速度制御も可能です。
2.5Vで停止、2.5V未満で正転、2.5V超で逆転させる方式と、0~5V入力と別に回転方向信号を入力する方式の2つに対応しています。
また、5V出力の端子も備えていますので、別電源を使わず、可変抵抗(ボリューム)を接続して使うこともできます。
RCアンプ互換制御
RC(ラジコン)カーのモーター制御に使われるアンプと同じ制御信号で使うこともできます。RCのアンプは、サーボと同じPWM信号で制御されますが、それと同じ信号で本器を制御することができます。
また、RC受信機からの前進・後退制御アンプ(またはサーボ)出力、および、左右ステアリング制御サーボ出力の2点の信号を本品に入力させると、モーター2個をスキッドステア(差動操舵)制御させることができます。セグウェイ、戦車のような操舵ができます。
上記は、Mix mode (スキッドステア)の設定です。2個のモーターを独立して制御したい場合は、SW3、SW4を共にONにしてください。
シンプルシリアルモード
3.3Vまたは5Vレベルのシリアル通信(UART)とボードを選択する信号2本を使います。指令対象の信号をHにしてから、UARTでコマンドを送ります。本品からの読出しはできません。
パケット化シリアルモード
1台のマスター(マイクロコントローラー等)で8枚までの本品の制御ができます。
信号線は、3.3Vまたは5Vレベルのシリアル通信(UART)のみです。ボード上のディップスイッチでアドレスを設定し、コマンド送信時にアドレスを指定します。
本品からの読出しはできません。
ロジック用電源不要
基板内部で使用するロジック制御の電源は、モーター用の電源を降圧して使いますので、別途用意する必要はありません。
マニュアル(英語)
日本語マニュアルは用意しておりません。
仕様
モーター電源電圧 DC7~35V
モーター最大電流 10A、瞬間ピーク(1秒以下)30A
ロジック用電源 モーター用より供給
ロジック電圧 5Vまたは3.3V
基板寸法
スイッチング素子 MOS FET
信号入力 コネクター(ナイロンコネクター付属)
ノイズ防止のため、モーターの+、-に0.01μFのコンデンサーを接続してください。
安全のため、ブレーカー、ヒューズ等を介して、本品に電源を接続してください。