RS232Cの通信データをロギング
Ethernet接続により離れたところからの記録データの読み出しが可能
インターネットに接続すると遠隔地からの読み出しも可能(要ルーター設定)
Electroware社の製品。RS-232Cのシリアル通信データを内蔵フラッシュメモリーに記録します。スタンドアローンで動作するので記録のために別途パソコンを用意する必要がありません。
時計機能を内蔵しているため、時刻(タイムスタンプ)も一緒に記録できます。
記録したデータは、USBメモリーを接続し、転送することができます。また、USBメモリーを接続したままにすると定期的にUSBメモリーに転送することができます。
USBメモリーに記録し、それを読み出すほかに、EthernetでLANに接続し、離れたところからの記録されたRS232Cの通信内容を読み出すことができます。ルーター等の設定により、インターネット経由で遠隔地から読み出すこともできます。
PoEに対応しており、電源は、LANケーブルで供給することもできます。
RS-232C 非同期シリアル通信を記録
RS-232C(±12V) 非同期シリアル通信(UART)のデータを記録します。
Ethernet(LAN)接続で離れたところからのデータ読み出し可能
LANを接続し、離れたところから、記録データをWebブラウザーで読み出すこともできます。
また、ルーター等の設定により、遠隔地からインターネット経由で記録されたデータ(ログ)の読み出しを行うこともできます。
県外、海外等、本社から離れた工場の装置、顧客の工場設備の動作異常、通信異常の原因解析に役立ちます。
記録用PC不要のスタンドアローンで作動
本器単体のスタンドアローンで作動するため、別途、記録用のパソコンを用意する必要がありません。
Linux、Macでも使用可能
パソコンのソフトウェアとして作動するわけではないので、Windowsだけでなく、Linux、Macでも使用できます。RS-232C非同期通信なら何でも記録できるので、パソコン以外でも使用できます。
脱着可能端子台信号入力
脱着可能な端子台でRS232C信号、電源を接続します。
Dサブで接続されてないPLCのRS232Cの接続に便利です。
送受信双方向を記録
送信(TX)、受信(RX)の双方向を記録できます。設定により、どちらか一方のみの記録もできます。
230.4kbpsまで対応
通信速度230.4kbpsまでのシリアル通信を記録することができます。
また、送信・受信で通信速度を変えることができます(速度変換はできません)。
512MBの内蔵フラッシュメモリー
512MBのフラッシュメモリーを内蔵しています。そのメモリーがいっぱいになると、古いデータを削除し、記録を継続します。従来のSerialGhostと異なる利点です。
また、別途、USBメモリーを接続し、そちらへ自動で転送することができますので、512MBを超えるデータを保持することもできます。
USBメモリーを接続可能
USBメモリーを接続し、記録されたログファイルを転送し、読み出すことができます。
また、ロギング時にUSBメモリーを接続したままにすると定期的にログファイルをUSBメモリーへ転送します。USBメモリーがいっぱいになると、USBメモリーへの転送は行われません。内蔵メモリーの古いデータに上書きをしてながら、記録は継続されます。
USBメモリーは、付属しておりません。
時刻も記録可能
時計機能を内蔵しており、時刻も記録することができます。通信がない状態が設定した時間(最小1秒)以上経過後、通信が行われたときの日時が記録されます。連続的に通信が行われている状態では、日時は記録されません。
電源は端子台、または、PoEで供給
電源DC5V~55Vで作動し、端子台へ接続します。自動制御でよく使われるDC24Vで使用することができ、PLCと周辺機器との通信、他社装置との通信ロギング等に便利です。
LANケーブルでの電源供給PoE対応
LAN(Ethernet)からの電源供給、PoEにも対応していますので、電源を取りにくい離れた場所への設置に便利です。 IEEE 802.3af に対応しています。
マニュアル(英語)
日本語マニュアルは用意しておりません。
通信アイドル状態が全くなく、常に連続で送受信が行われる場合、記録漏れが起きる場合があります。
Electroware は、KeeLogでのSerialGhostの設計者がスピンアウトして設立した会社です。
KeeLogでもSerial Ghost の新タイプを販売しておりますが、当店では、信頼性を考慮し、Electroware 製のものを扱います。